【完全ガイド】WordPress初心者がつまずく5大ポイントとその解決手順

こんにちは。Alicefactoryの上田です。
「WordPressを始めたいけど、何からすればいいのかわからない…」「テーマを入れたのに、思い通りに表示されない…」そんな悩みはありませんか。
この記事では、初心者がつまずきやすい5つのポイントと、それぞれの具体的な解決手順を詳しく解説します。
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何から始めたらいいのか
✅ 状況:サーバーやドメインの言葉でストップする
初心者にとって、「サーバー」や「ドメイン」=専門家向けの難しいものという印象があります。
たとえば:
- 「ホームページを作るだけなのに、なぜお金を払って“サーバー”を借りる必要があるの?」
- 「ドメインって何?自分の名前とかURLのこと?」
- 「それって両方必要なの?どっちを先に取るの?」
というように、用語の意味と役割が分からず、申し込み画面で手が止まってしまうのです。
🧠 用語のやさしい解説
自分のお店を開業する場合、場所を決めてお部屋を借りますよね。自分のホームページを開設する場合も、同じように「場所」を借りて「住所」を決める必要があります。
用語 | 例えで言うと… | 実際の意味 |
---|---|---|
サーバー | 土地・建物 | ホームページの「中身(ファイル)」を置いておく場所です。 |
ドメイン | 住所 | ドメインとは、インターネット上の住所のことです。 例:https://yourcompany.com の「yourcompany.com」の部分がドメインです。 |
💡つまり、「土地(サーバー)」と「住所(ドメイン)」があって、初めて自分の家(ホームページ)を世界に公開できます。
🏷 よく使われるドメインの種類とその意味
商用利用に向いている主なドメインを表にまとめました。
ドメイン | 読み方 | 主な用途 | 商用向けおすすめ度 |
---|---|---|---|
.com | ドットコム | 商業(commercial)用。最も一般的でグローバル | ★★★★★ |
.jp | ドットジェーピー | 日本の企業・個人向け(日本在住者限定) | ★★★★★ |
.co.jp | ドットシーオージェーピー | 日本法人限定(登記済み企業のみ取得可) | ★★★★★(信頼性最強) |
.net | ドットネット | ネットワーク関連/汎用 | ★★★★☆ |
.org | ドットオーグ | 非営利団体(実際は制限なし) | ★★☆☆☆(非商用向け) |
.biz | ドットビズ | ビジネス用途向け | ★★★☆☆ |
.shop | ドットショップ | ネットショップなど | ★★★☆☆ |
.info | ドットインフォ | 情報サイト向け | ★★☆☆☆ |
✅ よくある質問
-
サーバーとドメイン、どっちを先に契約すればいいの?
-
どちらでもOKですが、最近はセット契約が主流です。例えばエックスサーバーなら、一緒に取るのがスムーズです。
エックスサーバーやロリポップなら、サポートも充実しているのでおすすめです。🛠 具体的な手順(エックスサーバー編)
🔸ステップ1:公式サイトへアクセス
🔸ステップ2:トップページの「お申し込みはこちら」→「10日間無料お試し 新規お申込み」をクリック
🔸ステップ3:サーバー契約内容を入力
- プラン選択 → 初心者には「スタンダード」がおすすめ
- サーバーIDはそのままでOK
🔸ステップ4:ドメイン取得(同時に申し込み)
- 「Xserverドメインを取得する(無料)」を選択
- 好きなドメイン名(例:hirodesign.com)を入力
- 利用可能なものが自動チェックされます
🔸ステップ5:WordPressクイックスタートを利用(ここが重要)
- ✅ チェックを入れると、WordPressのインストールからSSL設定、ドメイン設定まですべて自動で完了
🔸ステップ6:必要な情報(ブログ名、ユーザー名、パスワードなど)を入力し、申し込みを完了
🔰 豆知識:
エックスサーバーの「クイックスタート」は、申し込んだその日に独自ドメイン付きのWordPressサイトが完成します。手作業は一切不要です。
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無料ではできないの?
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無料ブログや無料サーバーもありますが、制限が多く商用利用には不向きです。例えば、アメブロやWixなどは広告が自動表示されたり、独自ドメインが使えないことが多いです。
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ドメインはどんなものがいいの?
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シンプルで覚えやすく、事業や活動に関連する名前がベストです。
✍️ ドメイン選びのチェックポイント
項目 内容 信頼性 .com, .jp, .co.jpが無難 覚えやすさ 短くてシンプルがベスト(英数字・ハイフン少なめ) 表記のわかりやすさ 会社名や業種を入れると印象に残る SEO的効果 大差はないが、日本語サイトなら.jpに多少の安心感あり 備考
ドメインは、先着順で取得できるため、短いドメインは取得困難の場合もあります。
数字も使えます(例:https://www.the0123.com/)ので、いろいろ工夫してください。
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商用サイト向けのおすすめドメインは?
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商用サイトのドメインは、信頼性・ブランディング・覚えやすさの3つを基準に選ぶのが基本です。
✅ 商用サイト向けおすすめドメイン一覧
ドメイン 特徴 おすすめ対象 信頼性 メリット .com 世界中で最も使われている定番ドメイン すべてのビジネス ★★★★★ 信頼性・汎用性が高い/覚えやすい .jp 日本限定の国別ドメイン(日本在住者限定) 日本国内の企業・店舗 ★★★★★ 「日本の会社」としての安心感 .co.jp 法人限定・1社1ドメインのみ取得可 登記済み企業(株式会社・合同会社など) ★★★★★+ 実在企業の証明になる/超信頼性 .net ITやWeb関連で人気の汎用ドメイン サービス業・IT系・スタートアップ ★★★★☆ .comが取れないときの代替に .biz 「ビジネス」向けに作られたドメイン 小規模事業者・個人事業主 ★★★☆☆ 意図がわかりやすい/空きが多い .shop ネットショップ向け ECサイト・通販 ★★★☆☆ 名前のとおり、覚えやすい .tokyo, .osaka など地域ドメイン 地域名を含むドメイン 地域密着型ビジネス ★★☆☆☆ 地域性が伝わりやすいが認知度低め 🎯 商用ならまずこの3つから検討!
1. .com(迷ったらこれ!)
最もポピュラーで、世界的に使われている信頼性抜群のドメインです。
- 例:yourcompany.com, tokyo-webdesign.com
2. .jp(日本国内ビジネスに最適)
日本での活動に安心感と地域性をプラスしたイメージのドメインです。
- 例:hirobranding.jp, osaka-cafe.jp
3. .co.jp(法人企業に強い信頼を)
このドメインは登記済み企業しか取得できません。なので、「.co.jpドメイン」=「ちゃんとした会社」と証明というイメージのドメインです。
- 例:isegiya.co.jp, tanakadenki.co.jp
🎯まとめ:ここさえ越えればスタートラインに立てる
「サーバー」と「ドメイン」は、ホームページを作る上で必須のインフラです。
言葉に惑わされずに、「土地と住所を借りて、そこに自分のサイトを建てるんだ」とイメージすれば、スムーズに進めることができます。
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テーマを入れても理想のデザインにならない
✅ 状況:「Lightning」を入れても、デモのようなデザインにならない/カスタマイズが難しい
初心者がよく感じる違和感としては、
- デモサイトのような見栄えにならない
- トップページが殺風景で寂しい
- 設定項目が多くてどこから触ればいいかわからない
などがあります。以下のステップで進めてみましょう。
✅ 解決ステップ(Lightningテーマの場合)
🔸ステップ1:Lightningテーマをインストール
- ダッシュボード → 外観 → テーマ → 「新規追加」
- 検索欄に「Lightning」と入力
- 「Lightning(作者:Vektor,Inc.)」をインストール → 有効化
💡Lightningは国産テーマで、企業サイトや店舗サイト向けに最適化されています。
🔸ステップ2:拡張プラグイン「VK All in One Expansion Unit(VK Blocks Pro)」をインストール
Lightningの真価は専用プラグインとブロック機能で発揮されます。
- ダッシュボード → プラグイン → 新規追加
- 「VK All in One Expansion Unit」と検索 → インストール&有効化
- 自動でカスタムブロックなどが追加され、デモに近い構成が可能に
🧱 ブロック例:「アコーディオン」「PRブロック」「ボタン付きヒーロー」など
🔸ステップ3:デモサイトのレイアウトを再現したい場合(必須)
公式デモと同じ構成にするには「デモデータのインポート」が近道です。
- 公式デモデータDLページにアクセス
- 自分が使いたいデザイン(例:コーポレート、店舗、スクールなど)を選んでZIPをダウンロード
- ダッシュボード → ツール → インポート → 「WordPress」インポーターを有効化
- ZIP内の .xml ファイルを選択してインポート(画像も一緒に取り込む)
🎯 注意:インポート前に必要な固定ページ(「ホーム」や「お知らせ」など)は削除しておくと上書きされず安全。
🔸ステップ4:トップページを固定ページに設定
- 固定ページで「ホーム」ページを作成(テンプレートは「1カラム(デフォルト)」推奨)
- 設定 → 表示設定 →「ホームページの表示」で「固定ページ」を選び、「ホーム」を指定
- ナビゲーションメニューも「外観 → メニュー」から作成して表示位置を設定
🔸ステップ5:細かいカスタマイズ
- 外観 → カスタマイズ
- サイトロゴ/色/ヘッダー画像/SNS連携/フッターコピーライトなどを編集
- Lightning独自の「カスタマイザー拡張機能」も VKプラグインで操作可能
🎁補足:Lightning初心者におすすめの構成
目的 | 推奨設定・使い方 |
---|---|
コーポレートサイト | 「PRブロック」「お知らせ(投稿)」で構成し、信頼性を演出 |
サービス紹介 | 各サービスページを固定ページで作り、「ボタン付きセクション」からリンク |
お問い合わせ導線 | Contact Form 7 プラグイン+CTAブロックでフォーム設置 |
🔚まとめ
Lightningは見た目も機能も「デモに近づけやすい」テーマですが、専用ブロックやデモデータを正しく使うことが前提です。
最初のセットアップをしっかり行えば、初心者でも企業サイトのような仕上がりを実現できます。
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投稿と固定ページの違いがわからない
✅ 状況:どっちで何を作ればいいのか混乱
「投稿」と「固定ページ」の違いについて、具体例と使い分けのコツを交えて、詳しく解説します。
📝 投稿と固定ページの違いとは?
投稿と固定ページは以下の表のような違いがあります。
項目 | 投稿 | 固定ページ |
---|---|---|
特徴 | 時系列で並ぶ | 内容が基本的に変わらない |
URL構造 | https://○○.com/2025/04/17/post-title/ | https://○○.com/about/ など短く固定 |
カテゴリー/タグ | 使える(分類できる) | 使えない(分類なし) |
RSS配信 | 対象になる(ブログとして配信) | 対象外 |
表示順 | 日付順に自動で並ぶ | 手動で順序を調整・管理する |
目的 | ブログ記事・お知らせ | 会社概要・お問い合わせなど |
💡 投稿ページ:どんどん追加する記事向け
投稿ページの特徴は、
- 時系列に並び、新しいものが上にくる
- カテゴリーやタグを付けて整理できる
- ブログ一覧ページやトップページの「最新情報」などに自動表示される
です。
SEO対策にも効果があるので、「お知らせ」「スタッフブログ」「新商品の紹介」「イベント報告」「コラム」「ノウハウ記事」など継続的に発信したいコンテンツに向いています。
📄 固定ページ:ずっと残したい基本情報向け
固定ページの特徴は、
- 更新頻度が少ない「案内用ページ」
- 自動で一覧には出てこない
- 自分でメニューに追加して誘導する
です。
「トップページ」「会社概要・店舗紹介」「サービス内容」「アクセス・地図」「プライバシーポリシー」「お問い合わせフォーム」など、あまり頻繁に更新されないコンテンツに向いています。
✅ よくある質問
-
トップページも投稿で作っていいか
-
基本は固定ページで作りましょう。固定ページを作った後、「設定→表示設定」からトップに設定します。
-
会社紹介も投稿にした方が更新しやすい?
-
会社紹介やアクセスなど変化しにくいものは固定ページで作成、が基本です。
🔧 ページの作成手順:
- 【固定ページの作り方】
- ダッシュボード → 固定ページ → 新規追加
- 例:「会社概要」「アクセス」「プライバシーポリシー」など
- 【投稿ページの作り方】
- ダッシュボード → 投稿 → 新規追加
- カテゴリーを作って分類(例:ブログ、最新情報)
- 【トップページを固定ページにする】
- 固定ページで「ホーム」ページを作る
- 設定 → 表示設定 → ホームページを「ホーム」に設定/投稿ページを「ブログ」に設定
✅ 豆知識:固定ページはナビメニューにも使われるので、ナビに表示したいページは固定ページで作ると整理しやすい!
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スマホで表示が崩れる・見づらい
✅ 状況:画像がはみ出す、テキストが小さいなど
🔧 解決ステップ:
- 【レスポンシブ対応テーマを選ぶ】
「レスポンシブ対応」とは、どんなデバイス(スマホ・タブレット・PCなど)でも見やすく整ったデザインで表示されるように、Webサイトのレイアウトを自動調整する仕組みのことです。
「レスポンシブ対応テーマ」とは、自動的にレイアウトをレシポンシブ表示されるように設計されたWordPressテーマのことです。- Cocoon、Lightning、SWELL(有料)など、ほぼすべてのテーマがレシポンシブ対応済です。
- 【画像サイズを調整】
- ブロックエディタで画像を挿入し、「幅を100%」に設定
- 「カスタム幅」→「100%」または「最大幅」を選択
- 【スマホプレビューで確認】
- カスタマイズ画面の下部にある「📱スマホアイコン」でスマホ表示を確認します。
- 表示崩れがあれば、余白設定や段組みを見直します。
- 【プラグインでレスポンシブ対応強化】
- どうしても整わない場合:「Elementor」「WP Responsive Menu」などで調整しましょう。
🔍 よくある原因:「表」や「iframe(地図・動画)」がスマホ画面からはみ出している
レスポンシブデザインに対応したページの作成にはちょっとしたコツがあり、コツさえ掴めば簡単に作成することができます。別記事で紹介したいと思います。
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公開するのが不安!ミスや情報漏れが怖い
✅ 状況:内容に自信がなく、「公開」ボタンを押せない
🔧 解決ステップ:
- 【下書き保存を使う】
- 投稿・固定ページどちらでも、「公開」ボタンの横にある「下書き保存」で保存すると一般公開されません。ページが完成するまでは「下書き保存」しておきましょう。
- 【プレビューで表示を確認】
- 書いた内容がどう表示されるかは「プレビュー」ボタンで確認できます。
「プレビュー」ボタンは、「下書き保存」ボタンの右横にあります。 - Google Chromeの「ディベロッパーツール」を利用すると、デバイス毎の見え方をシミュレーションできます。
使い方はここでは割愛します。「Google Chrome ディベロッパーツール」で検索してください。
- 書いた内容がどう表示されるかは「プレビュー」ボタンで確認できます。
- 【検索エンジンに見せない設定】
- 作成したページを検索エンジンに見せたくない場合(例:フォームの送信完了ページ)は、設定 → 表示設定 → 「検索エンジンがこのサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れましょう。
- 【一時的に全体を非公開にする方法】
- プラグイン「Coming Soon Page by SeedProd」などを使うと、「工事中」のページを表示できます。
- 【個別ページにパスワードをかける】
- ページの内容を公開前にクライアントなどに確認してもらいたい場合は、公開設定 →「公開」→「パスワード保護」で限定公開が可能です。
🔐 補足:「一度公開したページ」も、編集から下書き状態に戻すことができるので安心!
まとめ
WordPressでのホームページ作成は、最初は用語や操作に戸惑いますが、今回紹介したステップを一つずつ実践すれば、確実に前に進めます。
焦らず、確実に、自分の理想のサイトを目指していきましょう!
Alicefactoryでは、ホームページ制作に関するご相談を承っております。興味のある方は、お気軽にお問い合わせください!
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