WordPressのメリット・デメリット
ホームページを制作する方法はいくつかあります。
たとえば、Wix、Squarespace、Shopifyなどのサービスを利用すれば、コーディングの知識がなくてもドラッグ&ドロップでページを作成できます。
また、HTML、CSS、JavaScriptなどのウェブ技術を学んで、自分で一からホームページを構築することも可能です。
一方、2003年にコンテンツ管理システム(CMS)として誕生したWordPressは、多機能なウェブサイト作成プラットフォームへと進化し、現在ではホームページ制作ツールとして世界中で広く使用されています。
2024年現在、日本におけるWordPressのマーケットシェアは非常に高く、約82.3%のウェブサイトがWordPressを利用していると報告されています。
今回は、ホームページ制作ツールの主流となっているWordPressのメリットとデメリットについて説明します。
メリット
無料で利用できる
WordPressはオープンソースであり、基本的なウェブサイトを構築するために必要な機能が無料で提供されています。
多くのテーマがあり、優れたデザインのものも無償で利用可能です。WordPress自体はオープンソースなので無料で利用できます。
また、多くのテーマが提供されていて、優れたデザインで無償で利用できるものもたくさんあります。
使いやすさ
WordPressは直感的なインターフェースを持っているため、技術的なスキルがない人でも簡単にウェブサイトを構築、管理することができます。
プラグインとテーマの豊富さ
WordPressには何千ものテーマと50,000以上のプラグインが提供されています。
テーマを変えることで、ホームページのデザインを簡単に変えることができます。例えば、ブログ、企業のウェブサイト、ポートフォリオ、Eコマースサイトなど、たくさんのテーマが用意されているので、これらを利用することでデザインを簡単にカスタマイズできます。
また、プラグインを利用することにより、さまざまな機能を追加することができます。
例えば、メールフォーム、SEO強化、セキュリティの向上、eコマース機能の追加などが簡単に行えます。
カスタマイズ性の高さ
コードの知識があれば、HTML、CSS、JavaScript、PHP等を使ってWordPressを高度にカスタマイズできます。
また、コードの知識のない非プログラマーでも、プラグインを使うことで自由に機能を追加できます。
WordPressには、世界中の開発者から50,000以上のプラグインが提供されています。例えば、メールフォーム、SEO強化、セキュリティの向上、eコマース機能の追加などが簡単に行えます。
SEOに優れている
ホームページは、多くのお客様に訪問して頂き、コンテンツを閲覧していただくことが大事で、そのためにはGoogleなどの検索エンジンで上位に表示させることが重要です。
WordPressは、検索エンジン最適化(SEO)の観点からも非常に優れています。
人気のプラグインを組み込む事で、さらにサイトのSEOパフォーマンスを最適化することもできます。
コミュニティとサポートの充実
WordPressは世界中で広く利用されているため、膨大なオンラインリソース、フォーラム、チュートリアル、ドキュメントがあります。
何か問題があれば、インターネットを検索したり、フォーラムで報告・質問すればすぐに解決方法を見つけることができます。
レスポンシブデザイン
ホームページを利用するユーザーの約80%が、閲覧にスマートフォンを利用しています。
そのため、ホームページを制作する際は、スマートフォン、タブレット、パソコンなどさまざまなデバイスで、見やすく表示するデザイン(レスポンシブデザインと言います)で制作することがマストです。
WordPressは、多くのテーマがモバイルフレンドリーで、レスポンシブデザインに対応しているため、さまざまなデバイスで美しい表示が可能です。
デメリット
セキュリティのリスク
WordPressは世界中で広く使われているため、ハッカーの標的になりやすいです。
特に、サードパーティ製のプラグインやテーマにセキュリティ上の脆弱性がある場合、それが攻撃の入口となる可能性があります。定期的なアップデートや充分なセキュリティ対策が必須です。
パフォーマンスの問題
WordPressは、プラグインを追加することで、さまざまな機能を追加できますが、多くのプラグインをインストールしすぎると、管理が複雑になり、サイトのパフォーマンスが低下し、読み込み速度が遅くなることがあります。
不必要なプラグインや速度に影響のあるプラグインをインストールしないなど、適切な対応が必要です。
カスタマイズには技術的な知識が必要な場合がある
基本的な操作は簡単ですが、より高度なカスタマイズや特定の機能の実装には、HTML、CSS、PHPなどの知識が必要になる場合があります。そのような場合には、開発者のサポートが必要になることがあります。
定期的なメンテナンスが必要
WordPressやプラグインのアップデートは頻繁に行われます。アップデートはサイトの機能改善やセキュリティ対策に有効で、これらの更新を怠ると、互換性の問題が発生し、表示が崩れたり、最悪の場合ホームページが表示されなくなったりすることがあります。
WordPressやプラグインは常に最新状態にアップデートし、その都度ホームページの表示や動作に問題がないか確認する必要があります。
まとめ
WordPressはその使いやすさと柔軟性から、世界中で広く使用されています。
しかし、その人気によるセキュリティリスクやパフォーマンスの問題に注意し、適切なメンテナンスとセキュリティ対策を行うことが重要です。
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